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展示会ブースデザインで集客を最大化 - 戦略的に開放面をコントロールしたブースデザイン

Chemican - Chemical Material Japan 2024

Client :

Chemican, Inc.

Venue :

Tokyo Big Sight

Designer :

Daiki Akasako, Sayaka Sato

株式会社ケミカン様の「ケミカルマテリアルJapan 2024」ブースデザイン事例です。SDSの一元管理というメインメッセージを明確に伝えるため、オリジナリティのあるブランドカラーを基調とし、木目を取り入れた洗練された空間を創出しました。4面開放のブースを戦略的に活用し、メイン通路側に対して開放的なレイアウトとすることで、集客とデモ誘導を最大化。これにより名刺獲得目標を達成し、高い集客力を発揮しました。効果的な空間設計とブランディングで、クライアントのビジネス目標達成に貢献した成功事例です。

私たちは、株式会社ケミカン様のケミカルマテリアルJapan 2024における展示会ブースデザイン・施工を担当いたしました。メインメッセージは、「SDSを正確にデータ化し、組織で一元管理」を来場者に明確に伝えること。煩わしい業務から解放される印象を与えるため、有彩色でインパクトのあるブースにしながらも、木目を取り入れることで柔らかい印象を作り出すことを重視しました。シンプルな形状にこだわり、要素を洗練し、ケミカン様ならではの個性を織り込みました。


戦略1:オリジナリティ溢れるブランドカラーとキービジュアルのブース展開

ホームページのキービジュアルをブースの壁面に展開し、SDSの「データ化」や「一元管理」に加え、「日本語・英語・中国語対応」「CAS・製品名などで検索」「主要7章分をデータ化」「URLの共有可能」「CSV・Excelダウンロード」「PDF画像も閲覧可」といった、あらゆるニーズに応えるソリューションを示す立体的に表現したキーワードを配置しました。グラフィックは細かすぎると内容が掴めなくなるため、キャッチコピーと関連キーワードで来場者を惹きつけました。既存のウェブサイトデザイン要素との統一感を強く意識し(HPは白基調ですが、他のブースに埋もれないよう個性あるコーポレートカラーである鮮やかな有彩色を基調とすることで、ブース全体の視認性と独自性を高めました)、これにより、ブースの視認性を高め、集客につなげました。採用した木目の色は、既存のイメージを壊さないよう、控えめでありながらも、有機的な質感を組み込めるよう配慮しました。


戦略2:開放面を戦略的にコントロールした集客・誘導動線

今回は4面開放のブースポジションでしたが、集客・接客効率の最大化を図るため、あえてメイン通路側に集中して開放的なレイアウトを設計しました。これにより、メイン動線からの来場者へ効果的にアプローチし、スムーズな誘導を可能にしました。ブース中央にはケミカン様のロゴ形状に近いドーナツ型の展示台を配置し、ブランドの世界観を醸成。来場者が自然に製品に触れ、説明を受けられるよう工夫。迅速にデモンストレーションへご案内できる環境を構築しました。木目の床材をエッセンスとして取り入れることで、従来のワークスタイルからの変革、すなわち「煩わしい業務からの解放」を視覚的に表現しました。また、ブースに掲げられた大手企業を含む1,000社以上の利用企業実績を示すロゴは、来場者の集客効果と信頼性獲得に大きく貢献しました。

成果:目標達成と確かな集客実績
このブースは、視覚的インパクトと機能性を兼ね備えたデザインにより、結果として多くの来場者を引きつけ、当初設定した名刺獲得目標を達成するなど、高い集客力を発揮しました。SDS管理における潜在的な課題を持つ多くの企業との接点を生み出し、今後の展開につながる可能性を広げることに貢献した事例です。

今回の展示会ブースデザインは、明確なメッセージ伝達、戦略的な空間設計、そして視覚的な信頼性構築を通じて、来場者の集客と深い関心を高め、クライアントのビジネス目標達成に貢献した成功事例です。

新ロゴ.png

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