展示会ブースデザインで集客を最大化 - 不利な立地を克服する戦略的レイアウト

私たちは、株式会社カミナシ様のビルメンヒューマンフェア 2024における展示会ブースデザイン・施工を担当いたしました。「カミナシ従業員」というプロダクトに特化し、LPのデザインとブースの体験に統一感を持たせることを重視。不利な立地を戦略的なレイアウトで克服し、効率的なリード獲得を目指したブース設計を行いました。


戦略1：LPと連動した一貫性のあるブランド体験を創出

今回は、新しく開拓する業界への出展だったため、プロダクトの情報に触れる来場者の体験にズレが生じないことが重要だと考えました。そのため、ウェブサイト（LP）のデザインに合わせた青と白を基調としたブースを構築。パンフレットのQRコードからLPにアクセスした際も、ブランドの世界観が途切れることなく伝わるよう配慮しました。この統一感のあるデザインは来場者の集客効果を高め、プロダクトへの信頼感を醸成する役割を果たしました。


戦略2：視認性と情報伝達を両立するグラフィック戦略

キービジュアルを大きく用いて、スマホで使える多言語対応プロダクトであることをわかりやすく訴求しました。また、アイコンとキーワードを組み合わせることで、プロダクトの機能を直感的に伝えられるよう工夫しました。これらのグラフィックは、ブース全体の統一感を保ちつつ、来場者が一目でプロダクトの価値を理解できるように設計しました。さらに、ブース奥には課題とプロダクトの詳細説明の壁面を設け、タワー部分での訴求では足りない情報を補いました。


戦略3：不利な立地を逆手に取る戦略的なレイアウトとコミュニケーション促進

ブースの立地はメイン通路沿いではなかったため、通常行っているプレゼンテーションはあえて行わず、入り組んだ通路の遠くからでも視認されやすい造作計画を重視しました。そのために、高いタワーを2つ設置。それぞれのタワーに、「自動翻訳で外国人従業員とのやりとりを効率化」「誰でも簡単。動画で現場教育をもっとラクに」という、ビルメンテナンス業界における大きな課題に刺さるコピーを配置しました。

来場者がブース内に入り込まなくても気軽に話を聞けるよう、ブース角と奥にデモスペースを配置し、来場者とのコミュニケーションが促進される環境を作り出しました。「まずは知ってもらうこと、体験してもらうこと」を最優先に、効率良く有効リードを獲得できる動線を構築しました。


成果：目標達成と戦略の成功

このブースは、不利な立地という条件を逆手に取った戦略的なデザインと、ターゲットに深く刺さるメッセージングにより、目標としていたリード獲得を達成しました。事前に想定していた戦略的レイアウトと訴求が狙い通りに機能し、クライアント様からも高く評価されました。

今回の展示会ブースデザインは、ブランドの一貫性、視認性の確保、そして効率的な接客動線という3つの戦略を通じて、クライアント様のビジネス目標達成に大きく貢献した成功事例です。