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展示会ブースデザインで集客を最大化 - 大型模型で「魅せる」ブース構築

MORSON - JIMTOF 2024

Client :

MORSON JAPAN Co., Ltd.

Venue :

Tokyo Big Sight

Designer :

Daiki Akasako, Sayaka Sato

大型加工物の孔加工検査ソフトの特性を伝えるため、大型の金型模型と図面を組み合わせた視覚戦略を採用し、ソフトウェアの使用イメージを直感的に「魅せる」ブースをデザインしました。1面開放の限られた空間で、来場者の視線を引きつけ、効率的なデモンストレーションへと繋がる空間を作り上げ、高い集客効果とリード獲得に貢献した成功事例です。

株式会社モアソンジャパン様のJIMTOF 2024における展示会ブースデザイン・施工を担当いたしました。「孔加工漏れ検査ソフト ピックベリー」に特化し、大型金型模型や図面を活用した視覚戦略でソフトウェアの使用イメージを表現。1面開放の限られたブースで、来場者の視線を引きつけ、効率的なデモンストレーションへと繋がる「魅せる」空間を作り上げました。


戦略1:大型模型とシンプルな空間で製品の存在感を最大化

デモ用の現物が小型であるという課題に対し、大型加工物を扱う来場者にも製品の魅力を伝えるため、大型の金型模型と図面を組み合わせた壁面展示を採用しました。ブース正面には金属調の模型を製作し設置。この模型は、提供いただいたCADデータを元に3Dプリンターで製作しました。これは、ブースを往来する来場者が一目で展示内容を理解できるアイキャッチとして機能しました。模型が最も際立つよう、壁面は極めてシンプルなデザインに統一。これにより、精密性や信頼性、先進性も表現しました。


戦略2:光の演出で際立つ視認性と製品への注目

ブースが正面1面しか開放されておらず、周囲に同じサイズのブースが立ち並ぶ中で、このブースだけが一際明るく、目立つように通常よりも明るい照明を採用しました。特に、主役である金型模型には、通常の真上からの照射ではなく、少し離した位置から照明を当てることで、その存在感を一層際立たせる演出を施しました。


戦略3:1面開放ブースにおける効率的な集客・誘導動線

このブースは正面1面のみの開放という制約がありました。そこで、自然な来場者の流入が難しい状況を考慮し、以下の明確な流れで集客とデモンストレーションへの誘導を設計しました。

①ブースの前を往来する来場者の視線を捉えるように、両側面の壁にターゲットに刺さるキャッチコピーを掲出。
②大型模型を通路側に寄せて配置することで、アイキャッチとして機能させました。
③通路際ですぐにデモンストレーションを開始できる環境を整備。

ソフトウェアの真価はデモでこそ伝わるという考えのもと、来場者がブース内に入り込まなくても気軽に話を聞ける接点を作り、有効リードを効率良く獲得することに注力しました。模型を見て足を止める来場者とのコミュニケーションが生まれやすいブースとなりました。


成果:予想を上回る集客と高い評価

このブースは、限られた条件の中で、戦略的なデザインと情報伝達により、当初の目的であったリード獲得に貢献しました。クライアント様からは、模型が来場者の足を止めるきっかけとなり、実際のサイズ感を伝える説明がしやすかった点、そしてブース位置の不利にもかかわらず訪問者が多かった点について、高い評価をいただきました。また、デザインそのものに対しても好評を博し、狙い通りの機能と訴求が実現できた成功事例となりました。

今回の展示会ブースデザインは、製品の特性を最大限に引き出す視覚戦略、そして不利な立地を克服する効率的なレイアウトを通じて、クライアント様のビジネス目標達成に大きく貢献した成功事例です。

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