
訪れる人を虜にする空間デザインの手法
視覚化する
理解する・巻き込むといったプロセスの中で得た情報を元に、今度は視覚化していきます。といっても参加型デザインのプロセス自体が初期段階に組み込まれますので、議論を円滑に進めるために目に見えて手で触れる素材をつくるのが目的となります。
◆参加型デザインを取り込むための3つのプロセス
ブースデザインがなかなか決まらずに悩んでいるのであれば、参加型デザインを取り入れてみてはいかがでしょう。こちらでは、参加型デザインのことについご紹介いたします。


理解する
参加型デザインを取り込むには、まず現場や人を理解することから始めましょう。理解する方法には、インタビューや質問紙調査、統計分析といったものが挙げられますが、中でもエスノグラフィーは重要な手法と言われています。エスノグラフィーは、無意識であったり、意図していなかったりする事柄のデータをとることができ、マーケティングの分野などから注目を集めています。
巻き込む
エスノグラフィーでデータを集めたからといって話し合いがスムーズに進むわけではありません。背景知識が違うため、話が噛み合わないことも考えられます。この時意見を出し合って問題解決を図ります。
◆参加型デザイン
エンドユーザーや外部の専門家、その他のステークホルダーなど背景知識が異なる者をデザインの過程に巻き込み、モノ作りの方向性を検討するアプローチのことを「参加型デザイン(Participatory Design)」と言います。
例えば、建築分野ではかつて大工の方が全ての工程を手掛けていましたが、それぞれの工程が専門的になり高度化した今では建築家、エンジニア、空調業者、内装デザイナーなど複数の専門家に分かれています。
デザインの時点でそれぞれの専門家を巻き込むことで、後から不都合が出てくるといった状況を避けることができます。参加型デザインにすることで、より優れたブースデザインに仕上げることができるでしょう。
訪れる人を虜にするような優れたブースデザインにしたいというのであれば、参加型デザインを検討してみてください。大阪にあるAKASAKO DESIGNでは、イベント会場の特設ブースのデザインや装飾、設計、施工を手掛けていますので、適切なアドバイスをすることができます。また、グラフィックデザインの依頼も承っておりますので、ご相談お待ちしています。