
イベントに役立つ視覚的効果
イベント制作においても、Web制作においてもデザインの役割というのは、メッセージを相手に上手く伝えることです。膨大な量の情報を提供すればメッセージを確実に伝えることができますが、その情報全てに目を通すという行為は容易なことではありません。人間は生まれつき視覚的に物事を捉えるようにできており、データ処理をする者ではありません。その性質を上手く利用したのが視覚的階層です。
反復
デザインの中にある何かしらの特徴を捉え、全体を通して繰り返すことです。そうすることで、全体的に一貫性が生まれます。漠然とではなく、ポイントとして使うのが効果的です。


◆視覚的階層のメリットとは?
例えば、大きさや色の違う円が2つ並んでいた場合、私たちは「2つの円」という考え方ではなく、別々のものというふうに考えたでしょう。似たようなものがあった場合、人はそれを区別しようとします。大きさや色などの違いで区別し、意味を与えています。これが視覚的階層です。重要性に応じて情報をまとめるとき、まさに階層を意識していると言えます。しっかりと考えられた階層は、スムーズにメッセージを理解することができます。
◆視覚的階層の作り方
視覚的階層を作るには、デザインの基本原理を理解する必要があります。
サイズ
大きなデザイン要素は、視線を集めやすいため、重要性の高いものほど大きくデザインされます。その大きさを強調するためには、全て同じ大きさではいけません。比較的重要でない小さなデザイン要素があるからこそ、大きなものが目立ちます。
近接
関連のあるデザイン要素同士は近くに配置し、関連が薄いものは遠ざけるというのが近接の原則です。私たちは、近い位置にあるものは関連があり、離れていると関連が薄いと無意識に思ってしまうものです。配置も意識するようにしましょう。
視覚的階層はイベント制作にも役立てることができます。大阪にあるAKASAKO DESIGNでは、イベントの企画設計から施工・撤去までトータルプロデュースを行っておりますので、適切なアドバイスをすることが可能です。サイン計画やブースデザインなどイベント制作のご相談はもちろん、グラフィックデザインも行っているため、パンフレットやチラシといった配布物のデザイン・制作もお任せください。